女性経営者部会10月例会　活動報告

年に１度の移動例会～今年は10月18日に行われました。
心配していた空模様もどうやら大丈夫そう。
（メンバーの晴れ女POWERにより、ここ数年雨に当たったことが無いのが小さな自慢です）

しかしながら、今年は前週末に日本列島を襲った台風19号により、前回の台風の暴風被害から立ち直る暇もなく、今度は水による甚大な被害が各地で発生してしまいました。
被災地域の皆様に於かれましては、現在も不便な生活を余儀なくされていらっしゃると思います。
謹んで心よりお見舞い申し上げます。

今回の大人の遠足は、札幌の隣町「江別」の企業4社を訪問。

例会のテーマは「溢れる好奇心を充たしに出かけよう～移動例会は仲間を知る絶好の機会です！」ということで、総勢20名を乗せた大型観光バスは一路江別市へ。
バス内で各社のパンフレットと共に江別の地図が配られたのですが、
なんとこのMAP！
今例会幹事の佐々木千秋さん(江別在住）の手により「江別のおいしいお店」が一目でわかるプレミアムMAPに仕上げられており一同感激！
こういう気づかいが商売繁盛の鉄則だと勉強させてもらいました。

最初の訪問企業は江別市で50年以上養鶏業を続けてこられている太田ファームさん。
高橋眞奈美社長の案内で実際の検卵作業を見学しながら、身近な「たまご」についてお勉強。
親鶏が何を食べるかで産まれる卵が変わる。だから飼料がとても大切であること。
こだわりの発酵飼料を生産卵に合わせ独自配合。臭みの少ない安全で美味しい卵を生産していることなどを詳しくお話して頂きました。
鶏が産む卵の数が日に1個だけと聞き、改めて卵に対するありがたみが増しました。

次は昭和14年創業の米澤煉瓦さんへ。
米澤照二社長に、実際に稼働中の工場内部を案内して頂きました。
この日はとてもラッキーで、窯内部の燃え上がる炎が見られるという貴重な体験も！
江別産煉瓦の原材料は100％野幌産。北海道の厳しい環境が作り上げた耐久性と特有の色鮮やかな美しい発色は焼き温度の違いによって表現がなされるそうです。
本物だけが持つ風合いと米澤社長さんの軽妙なトークに惹きつけられた企業訪問でした。

お楽しみのランチは江別駅前のフレンチ「bistro EDONA」さん。
味もコスパも最高です！機会があったら是非足を運んでみて下さい。
ホームページ～　http://bistro-edona.com/

午後の部は、女性経営者部会の仲間でもある八広葬儀社さん。
49歳で起業をされた時のお話に始まり、今は随分と良くなったがこの業界に蔓延る古い慣習の為に、随分とご苦労をなされたことなどを赤裸々に語ってくださいました。
だれもがお世話になる業界であるにも関わらず、知らないことが多い「業界裏話」をたくさん教えて頂けたので、経営者目線だけでなく、生活者として大変勉強になりました。

4社目は、創業100年以上～酪農を営む「町村農場」さん。
こちらも現社長の町村均さん自ら牧場内を案内してくださり、その後ショップ2階のスペースにてお話を伺うことも出来ました。
全くの異業種で活躍していたところお身内に不幸があり、急遽30歳の時に酪農の道へと進むことを決心。創業者、お父様、お兄様の想いを受け継ぎ37歳で社長へ就任。現在まで順調に業務拡大をされています。
牛を生産するところから加工製品の開発そして販売までをこなし、なんと新商品の開発は自社の若い女性スタッフが担当しているそうです。
人材を活かす経営者、見習うべきとても素敵な社長さんでした。

好奇心を充たす深い学びと美味しい食事、たっぷりの笑いで充実した一日となりました。
自分の学び時間を作ることが難しい経営者の私たちではありますが、経営者だからこそ時間を作り
出掛けて行くことで得られるものが大きいと改めて感じました。
来年の移動例会は他の地域の女性部との合同も良いね…など、早くも来年の話が出ていましたので、今回参加出来なかった方は来年こそは是非ご一緒しましょう！

【番外編】今回の訪問先の企業様と参加者の皆様には、例会幹事の小林三紀子さんより素敵なプレゼントがありました！これを手に入れた各企業様たちの今後の事業発展が楽しみでもあります！

10月例会報告担当：柳ゆかり